あれから9年。
宗次郎、あれからもう9年になるね。
一緒に散歩して、おでかけして、
実家に遊びに行ったり。
たくさんヤンチャして、いっぱい笑って、
本当に楽しい毎日だったね。
そんな何気ない日々が、
今ではかけがえのない宝物です。
でも、あの日のことは
9年経った今でも鮮明に覚えています。
君が旅立とうとしていたあの日。
すごく辛くて、悲しくて、
仕事もお休みさせてもらった。
旅立つ直前、
一瞬だけ立ち上がろうとした君。
最後の最後まで頑張る姿を、
今でも忘れることができません。
もっとこうしてあげればよかった。
自分のせいだったんじゃないか。
あの時、こうしていたら違ったのかな。
もっともっと、一緒に過ごす時間を
作ればよかった。
たくさんの後悔をしました。
9年経った今でも、
ふと、そんな想いがよみがえることがあります。
きっと、どれだけ時間が経っても
完全になくなることはないのかもしれない。
でもね、宗次郎。
今、あの頃を振り返ると、
後悔以上に大きなものがあります。
それは、君への感謝です。
君が家族になってくれたこと。
たくさんの愛情をくれたこと。
一緒に過ごした、かけがえのない時間。
君がいてくれたからこそ知ることができた
愛することの温かさ。
そして、大切な家族を失うことの悲しさ。
僕は、君から本当にたくさんのことを
教えてもらいました。
だからこそ、
あの時の後悔も、悲しみも、
君から教えてもらったことも、
絶対に忘れてはいけないと思っています。
そして今。
僕は動物葬祭ディレクターとして、
たくさんのペットちゃんの命と向き合い、
ご家族の大切な旅立ちのお手伝いをしています。
決して、喜ばしい仕事ではありません。
大切な家族とのお別れ。
言葉にできない悲しみ。
もっと一緒にいたかったという後悔。
そんなご家族の想いに触れるたび、
僕は宗次郎とのあの日を思い出します。
だからこそ、伝えたい。
後悔があってもいい。
悲しくてもいい。
すぐに前を向けなくてもいい。
それでも、共に過ごした時間や、
もらったたくさんの愛情は、
決してなくなることはありません。
だから僕は、
ただ火葬をするだけではなく、
ご家族が「ありがとう」を伝え、
少しでも後悔のないお別れができるように、
心を込めてお手伝いしたい。
それが、僕の想いです。
この仕事を選んだ理由。
それは間違いなく、
宗次郎、君がいてくれたから。
君が家族になってくれたから。
そして、ハピネスベルのロゴにも
君の姿を入れました。
僕にとって、決して揺るがない想いがあるから。
これからも、たくさんの命と向き合い、
たくさんの旅立ちを支えていきます。
ご火葬中、ふと空を見上げることがあります。
そのたびに思うんだ。
宗次郎、見守ってくれているよね。
君が教えてくれたことを、
今度は僕が、たくさんのご家族へ繋いでいくから。
宗次郎。
僕の家族になってくれて、
本当に、本当にありがとう。
君と過ごした時間も、
君がくれた愛情も、
君が教えてくれたことも、
これから先、絶対に忘れない。
あれから9年。
今でも、これからも、
ずっとずっと大好きだよ。
いつかまた会えたら、
あの日の分まで、たくさんお話ししようね。
ありがとうをカタチに。


